頭痛と吐き気に襲われる理由を徹底解析します!
頭痛と吐き気が同時進行・・・。
 

頭痛+吐き気なんて、まさに踏んだり蹴ったりな症状だと思いませんか?頭が痛いだけでも辛いのに、同時に吐き気に襲われてしまうと何も手につかないし、もう寝込んでしまうしかないんですよね。
 

私も頭痛持ちで、家にいる時ならまだしも外出中や旦那の実家に帰省している時には必ずと言っていい程頭が痛くなり、最近では痛みが強くなると吐き気も出てきて、嘔吐や食事が摂れないなんてこともあるんです。
 

頭痛と吐き気に悩む方はとても多く痛み止めの薬が手放せないという人もいますが、吐き気を伴う頭痛が起きる理由を知っている人が非常に少ない!
 

そこで今回は、頭痛と吐き気に襲われる理由についてまとめてみました。


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1.頭痛と吐き気のメカニズムとは?

 

頭痛と吐き気は大親友!
 

そもそも、吐き気とはみぞおちや胃がムカムカと気持ち悪くなり、吐き気や嘔吐をしそうになる不快症状。
 

医学用語では吐き気のことを「悪心(おしん)」と言い、嘔吐する為の体の防御反応だとも捉えられているんです。
 

吐き気は胃腸などの消化器官から脳神経まで関係していて、原因もケースバイケース。
 

その中でも、

・病気
・乗り物の揺れ
・つわり

などが吐き気の原因になることが多いとされています。
 

吐き気症状の表れる病はたくさんあり、子供は風邪症状で吐き気が出る場合もあります。
 

また、いわゆる乗り物酔いでも吐き気が出やすく、乗り物の揺れが苦手な方は船や車に乗車するのが苦手になってしまうかもしれませんね。
 

そして、つわりは個人差がありますが妊娠初期に吐き気症状が出てしまう人が多いようです。私の場合は、お米の匂いが一番ダメで、炊き立てご飯を想像しただけで吐きそうになってました。
 

しかし吐き気だけでも十分辛いのに、どうして頭が痛くなると吐き気が併発してしまうんでしょうか?
 

①頭痛+吐き気の原因

 

私たちが吐き気を感じるのは、何らかの原因で脳の「嘔吐反射中枢(おうとはんしゃちゅうすう)」という神経が刺激されてしまうから。
 

この嘔吐反射中枢を英語ではvomiting centerと表記されていて、脳の下部にある延髄の背中側にある神経です。
 

また、嘔吐反射中枢は髄液を含んだ第4脳室のすぐ近くにあり、副交感神経や運動神経などの自律神経が密集しています。
 

そのため頭痛を起こす神経と嘔吐反射中枢もすごく近い場所にあるので、頭痛を起こす神経が脳に痛みを伝える時に嘔吐反射中枢まで刺激してしまうのが原因で、吐き気を感じてしまうんです。
 

神経の位置が近いとなれば、もう頭痛が起きると吐き気が起こるのも仕方がないと言わざるを得ないですよね・・・。
 

では、頭痛と吐き気が同時に表れるのはどんな病気なんでしょうか?
 

2.吐き気を伴う頭痛とは?

 

頭痛+吐き気の病気はたくさんあります!
 

風邪などの感冒症状から頭痛と吐き気が出ることはよくありますよね。
 

ただ、原因が明らかに分かっている物ならさほど心配はないし、風邪が治るにつれて頭痛や吐き気も治まってくるのであまり不安を抱く方も少ないのではないでしょうか。
 

しかし原因がよく分からない頭痛や吐き気に襲われると、何か悪い病気なんじゃないかしら・・・と誰しも怖くなってしまいます。
 

風邪以外の吐き気を伴う頭痛は、大きく分けて2つのタイプに分類することが出来るんです。
 

それは、

・症候性頭痛
・慢性頭痛症

 

これらの特徴をしっかりと押さえておけば、吐き気を伴う頭痛がの正体が判明するかもしれません!
 

参考サイト⇒バイバイ頭痛講座
 

①症候性頭痛

 

症候性頭痛とは、脳や脳神経・血管などが原因の疾患症状として現れる頭痛。
 

症候性頭痛の場合は生命にかかわるものがほとんどで、いち早く治療をする必要があるため救急車を呼ぶなどの判断がとても重要になってきます。
 

その中でも要チェックなのは、

・くも膜下出血
・髄膜炎
・脳腫瘍

 

・くも膜下出血(くもまっかしゅっけつ)

 

くも膜下出血はとても激しい頭痛に突然襲われる病で、発症した人は不意に金属バットで殴られたような今までに体感したことのない痛みを感じてしまいます。
 

これは、脳動脈瘤が破裂したりすることで脳内の血管が破れてしまい、軟膜とくも膜という脳を覆っている膜の間に血液が充満して溢れてしまう病気。
 

出血の程度がひどいと、激しい頭痛・吐き気・嘔吐・痙攣などの症状や発作が起き、意識困難や昏睡状態に陥り命を落としてしまうことも・・・。
 

また、出血が比較的少ない場合の頭痛も吐き気を伴うことが多く、痛みは後頭部や首の付け根に感じることが多いようです。
 

・髄膜炎(ずいまくえん)

 

髄膜炎は、ウイルスの感染が原因で起こるウイルス性髄膜炎と、細菌感染が原因で起こる細菌性髄膜炎の2種類があります。
 

ウイルス性髄膜炎の場合は自然治癒が可能だとされているので過剰に心配する必要はありませんが、問題は細菌性髄膜炎の方。
 

細菌性髄膜炎とは、何かしらの細菌に感染したことが原因でくも膜や軟膜に炎症が起きてしまう病気です。
 

症状は、後頭部の激しい痛みや首筋が硬く硬直してしまい、38~39℃の高熱とともに吐き気や嘔吐も現れます。
 

死に直結してしまう病気の1つですが、風邪などとも間違えやすく子供も罹りやすい病気で、一刻も早い診断と治療が必要不可欠。
 

幼い子供や乳児の場合は体力もなく、パパやママに症状を上手く伝えられず悪化するのも凄く早いので、疑わしい場合にはすぐに大きな病院を受診してくださいね。
 

・脳腫瘍(のうしゅよう)

 

脳腫瘍とは、その名の通り頭の中に腫瘍ができてしまう病気。
 

腫瘍ができると、頭の中の圧力が高くなってしまうのが原因で頭痛症状が出てしまいます。
 

また朝方や寝起きに頭痛が激しくなることも特徴で、痛みもジワジワと続く鈍痛や締め付けられるような圧迫される痛みなどがあり、同時に吐き気や突然の嘔吐などが現れる場合も。
 

腫瘍は一度できてしまうとどんどん大きくなってしまうため、頭痛が治まることがなく視力障害・運動麻痺・耳鳴りやめまいといった症状が悪化しやすいんです。
 

脳腫瘍も命にかかわる重篤な病気なので、ただの頭痛と油断せずに他に異常が見られないか必ずチェックしてください。
 

②慢性頭痛症

 

慢性頭痛症とは上記のような他の病気が原因で起こるものではなく、頭痛という発作的症状が繰り返したり持続してしまう頭痛のこと。
 

その中でも、

・偏頭痛
・緊張型頭痛
・群発頭痛

これらは頭痛と吐き気に襲われて病院で精密検査を受けても、何ら異常が見つからなかった人が診断される頭痛の病名です。
 

頭痛は頭痛でも少しずつ違いがあり対処法や有効な薬も違うので、あなたの慢性頭痛はどのタイプのものなのか確認してみましょう!
 

・偏頭痛(へんずつう)

 

偏頭痛は、「片頭痛」とも表記され英語圏ではmigraineと呼ばれていて、みなさんも一度は耳にしたことがある病名ではないでしょうか。
 

国際頭痛学会の診断基準を基に日本の成人以上を対象にした調査では、およそ340万人が偏頭痛を発症していると報告されていますが、最近では幼児でも偏頭痛になることも分かっているので、成人未満を含めば膨大な人数になるでしょう。
 

また、偏頭痛の特徴は頭の片側や一部分が痛むとされていましたが、偏頭痛を患うおよそ4割の方が頭部全体や両側が痛くなった経験があり、痛みの出方には個人差もあるんです。
 

偏頭痛の場合は視覚的な前兆としてキラキラした光などが見えたり、頭痛が始まりそうだなという予感や眠気などの体調不良後に頭痛が始まるという方も多く存在しています。
 

ちなみに私も偏頭痛持ちで、実際に頭痛が始まる1時間くらい前から頭が重たく感じたり、「あれっ、痛くなるかも・・・」という予兆が起こることがほとんど。
 

そして、偏頭痛の痛みは中等~高度の比較的強い頭痛が約4~72時間持続し、動くと頭痛が酷くなるので仕事や家事などの日常生活さえ辛くなってしまうんです。
 

しかも、偏頭痛の頭痛が始まってしまうと吐き気や嘔吐はもちろんのこと、感覚も過敏になりやすく光・音・においにとても嫌悪感を抱きやすくなってしまったり、普段は気にならない事でも不快な思いをしてしまうことも。
 

偏頭痛の原因はまだまだ不明な点も多く、海外の研究でも様々な説が存在していて断定することはできませんが、その中でも「血管の拡張」が医学的にもっとも有力だと言われています。
 

私たちの血液の中には血小板があり、その中には血管を収縮させる「セロトニン」が存在し潜伏している状態。
 

しかしセロトニンは血管に放出されて脳の血管を収縮させても、時間が経つと分解されてしまうので常に収縮させるほどの持続力はありません。
 

そのため1度セロトニンが大量に放出されると、セロトニンの効力が無くなった時に今まで血管を収縮していた反動で体は血管を拡げようと働いてしまうんです。
 

この時に脳内の太い血管が拡張してしまうと、「三叉神経」という頭の中にある神経の中で一番大きな神経が圧迫されてしまい、神経ペプチドが発動しちゃいます。
 

神経ペプチドとは痛みの原因になる脳内物質で、この物質が拡張している血管の周りに炎症を起こさせて大脳に痛みを伝達してしまうために片頭痛が起こるのではないかと考えられているんですよ。
 

また大脳へ痛みを伝達する際に、後頭葉と側頭葉付近にある視覚・聴覚・臭覚に関する中枢や嘔吐反射中枢も一緒に刺激してしまうため、光・音・匂いに過敏になったり吐き気を併発してしまう理由。
 

・緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)

 

緊張型頭痛は英語でtension-type headacheと表記され、略してTTHと呼ばれることもあります。
 

偏頭痛と間違えてしまうことも多く、偏頭痛だと思って病院にいったら緊張型頭痛だと診断されて驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 

緊張型頭痛の痛みは一般的に軽~中等度と言われていますが、吐き気や嘔吐と共に短くて30分長くて1週間ほど頭痛が続くこともあり、偏頭痛同様に辛い症状です。
 

偏頭痛がズキズキとした脈に合わせて痛む拍動性の痛みだとすれば、緊張型頭痛は脈に関係なくギューっと締め付けられる非拍動性の痛み
 

緊張型頭痛の大きな原因は肩こりや首こりなどの血行不良だと言われていて、パソコンの使用時間が長い人やデスクワークの多い人は発症しやすい頭痛だと言われています。
 

また、肩こりなどの血行不良以外にも精神的ストレス・鬱病も緊張型頭痛を発症してしまう原因になるので、偏頭痛よりはメンタルの不調とも言えるでしょう。
 

・群発頭痛(ぐんぱつずつう)

 

群発頭痛は英語でcluster headacheとも表記されており、前頭部や側頭部の痛みが強く出るとされています。
 

痛みを訴える群発頭痛の患者さんの中には「目の奥がえぐられる様な痛み」と表現される方が多く、1回の頭痛発作で1日におよそ3回程度15分~3時間激しい痛みが現れ、それが数か月に渡って頻繁に起こってしまうのも特徴です。
 

その他にも吐き気や嘔吐を伴うこともあれば、目が充血してしまったり目が腫れぼったくなり瞼が下がってしまうという症状もあり、偏頭痛や緊張型頭痛とは明らかな違いが見られます。
 

また群発頭痛になる人のほとんどが20~30代で、男性が発症しやすいものだと言われていましたが、欧米の調査結果から最近では男女の比率に差がなくなってきていることが分かり、性別の関係性は薄いと考えられるようになりました。
 

しかし、偏頭痛や緊張型頭痛と比べても群発頭痛は発症率も少なく、頭痛の中でもあまり研究結果が出ていない未知のベールに包まれた頭痛。
 

そのため、医師の中でも群発頭痛を知らない人が多くて一般的にも認知度が低い頭痛なので、痛みや体調不良をなかなか周りに分かってもらえなくて歯がゆい思いをされた方もいらっしゃるかもしれません。
 

群発頭痛かも・・・と心当たりのある方は、最近では「頭痛外来」などの頭痛専門医がいらっしゃる診療科目のある病院も増えてきていますので、そちらで相談してみるといいかもしれませんね。
 

3.頭痛と吐き気の理由まとめ

 

頭痛+吐き気には2パターン存在します!
 

私たちが気持ち悪いーと吐き気を感じてしまうのは、脳の中の嘔吐反射中枢が刺激されているため。
 

そして、吐き気を伴う頭痛は「症候性頭痛」と「慢性頭痛症」の2タイプあるんです。
 

症候性頭痛とは、くも膜下出血・髄膜炎・脳腫瘍などの脳や頭部に原因がある疾患症状で、頭痛と吐き気や嘔吐が同時に現れるだけでなく命に関わる重篤なもの。
 

これらは生命の危機を脱しても、後遺症が出る可能性もあり一刻も早く治療をしなければならないため、疑わしい場合には救急車を呼ぶなどの素早い行動が必要!
 

また慢性頭痛症とは頭痛の原因となる疾患や異常が無い場合に起こる発作的頭痛で、偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などがあります。
 

頭痛と吐き気が起こると私たちはどうしても全て偏頭痛だと思ってしまいがちですが、それぞれ少しずつ特徴が異なるため対処法なども違うんです。
 

吐き気を伴う頭痛は凄く辛い症状ですが、医療関係者の中でも特に群発頭痛は認知度が低く診断も難しいとされているので、できれば頭痛専門医のいらっしゃる大きな病院で相談してみるのがおすすめですよ♪